運行管理者(旅客)の合格体験記のその7です。
私が勉強に使った参考書:公論出版社の『運行管理者試験 問題と解説 旅客編 』
運行管理者試験に向けた勉強
ここまでで運行管理者試験の合格に向けた1ヶ月前までの勉強方法や心がけることを紹介しました。試験まで1ヶ月となる頃には、手元に受験票が届き、いよいよ試験の緊張感を感じめたことではないでしょうか。
これから、一ヶ月前からの勉強方法について紹介したいと思います。
みなさんも非常に興味のある部分だと思いますので、丁寧に私の勉強方法をお伝えしたいと思います。
私が勉強に使った参考書は、既にご紹介しましたが、公論出版社の『運行管理者試験 問題と解説 旅客編 令和3年8月受験版 』の一冊のみです。
【試験1ヶ月前〜試験2週間前】参考書2周目
ここからが、本格的に試験勉強に取り組んだ時期でした。
ここまでの勉強状態としては、基礎講習までに参考書を半分眺める程度でざっと読み、基礎講習で重要な法令や規則・条文をチェックし、まだしっかり基礎が積み上がったとは言えないまでも薄く基礎が出来つつ、一部は講習などで把握した実例や試験の問題例で実践力も付いていると思います。
この状態で、参考書の2周目に取り掛かります。2周目では、主に以下の点を実施して勉強を進めました。
●単元ごとの説明を読み付属する問題を解いて、間違えた問題の説明箇所や解説にマーカーでチェックする
●基礎講習で重要と言われた箇所が出てきたらマーカーでチェックする(できれば、間違えた時のチェックとは別の色のマーカをおすすめ)
●毎日少しづつでも良いので、毎日参考書を解く時間を作る(私は、コマ幕管理することが苦手なので実施しませんでしたが、例えば1日1単元を進めるなどのルールを決めて進める)
●勉強時間に余裕がある日は、前日などに勉強した単元の説明箇所を眺める(間違えた箇所や重要なポイントがマーカーされているので、その部分を中心に復習する)
意識的に取り組んだこと
この時期からは、復習も意識しつつ、うる覚えの知識や暗記内容をしっかり固めることを意識しました。
特に、問題を解いて間違えた箇所は、自分がまだ覚えられていない部分や不足する知識がある証拠ですので、必ず後から振り返られるようにチェックしておくことをオススメします。
これを続けることで、どんどん自分に特化した参考書が出来上がり、勉強を続けるごとに効率的に勉強できる参考書に仕上がり、勉強時間あたりの濃度を高めることができます。
問題を解く&解説をチェックすることは、予想以上に時間もかかり、人によってはちまちまとした作業に感じて精神的に辛い部分かもしれません。
しかし、間違えた問題をチェックして後から振り返られるようにしておくことは、この辛い時間を無駄にせず積み上げて、自分に特化した参考書作りに大きく役立ちます。
自分自身の勉強時間を無駄にせず、積み上げていくためにも、面倒な手順かもしれませんが、ぜひ間違えた問題のチェックをしておきましょう。
そして、例えば、参考書の半分程度まで進んだあたりや複数の単元がまとまっている章が終わった区切りのタイミングで、説明箇所を見直してみることをオススメします。覚え直すというより、ざっと眺めてみる感じです。
眺めてみると、1回目に参考書を読んだ時と異なり、自分で覚え直す箇所や重要なポイントが明確になり、暗記の負担がずっと楽に感じることでしょう。
そう感じるようになれば、非常に良いサイクルで勉強が進んでいます。
自信を持ってその調子をキープしながら、引き続き参考書の問題解答&解説確認→間違え箇所チェックを進めていきましょう。
勉強する分野の順番
どの参考書も概ね共通だと思いますが、参考書の構成は、運行管理者試験問題の構成と同じく、
「道路運送法関係」→「道路運送車両法関係」→「道路交通法関係」→「労働基準法関係」→「実務上の知識及び能力」
の順番になっていると思います。
「道路運送法関係」や「道路運送車両法関係」は、未経験者や初学者には聞き馴染みもなく暗記することも多いため、勉強が進まない分野かもしれません。
しかし、裏を返せば、この部分を通り過ぎると、運転免許取得時で習った「道路交通法関係」や、社会人であれば一度は聞いたことがある「労働基準法関係」となります。
そして、計算問題や事故対策に関わる「実務上の知識及び能力」となり、参考書を進めるとどんどん扱いやすくなります。
したがって、運行管理者試験の勉強は、参考書の前半部分が鬼門であるということを意識して、多少わからなくても適度に振り返りながら参考書を進めることで、モチベーションを持続させながら勉強を継続することができると思います。
運行管理者試験の合格体験記の目次は、下記リンクにまとめています。読みたい章から順次確認してみてください。資格取得の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。