【2020合格体験記】運行管理者(旅客)その1

運行管理者(旅客)の合格体験記のその1です。

勉強に使った参考書:公論出版社の『運行管理者試験 問題と解説 旅客編 』

運行管理者とは

運行管理者とは

運行管理者は、運行管理者HPで次のように定義されています。

自動車運送事業者は、利用者や社会の信頼にこたえるため、安全で確実な輸送を行う義務があります。
公共の道路を使い、一般の車や歩行者と混在して走行するなか、ハンドルを握るドライバーに最終的な安全確保の措置がゆだねられるため、ドライバー一人ひとりの健全な心身と高い安全意識が求められるのです。一方で、新規参入や台数制限などの規制緩和による過当競争や、一部の企業の安全管理の欠如による重大事故の発生などを受けて、安全に対する社会的要求が一層高まっています。そのため自動車運送事業者は、法律に基づき、安全運行に必要なドライバーの勤務時間を設定し、運行管理のための指揮命令系統を明確にしなければなりません。
この安全体制の確立に中心的役割を果たすのが運行管理者です。

出展:(公益財団法人)運行管理者試験センターHP

簡単に要約すると、市場要求によってドライバーの労働環境が悪化することを食い止め、ドライバーの管理を通じて交通事故を発生させないように努め、事業者にとってのみならず社会的に重要な役割が運行管理者であると言えます。

運行管理者の種類

2021年現在、運行管理者には、旅客と貨物の2種類あります。

旅客は、乗合バス・貸切バス・スクールバス・ハイヤー・タクシーの事業が該当します。貨物は、トラック運送事業が該当します。

運行管理者の具体的な作業は、ドライバーの点呼が初めに思い浮かびます。

それ以外にも、ドライバーの乗務割の作成、乗務記録の管理、休憩・睡眠施設の保守管理、ドライバーの指導監督、業務前後の点呼によるドライバーの疲労・健康状態等の把握や安全のための指導など多岐にわたっています。

運行管理者になる方法

運行管理者になるには、下記の2つの方法があります。

(試験による方法)
○資格者証の交付を受けようとする事業の種類と同じ種類の運行管理者試験に合格する。
(受験資格)
次のいずれかの要件を満たしていること。
①運行管理に関して1年以上の実務経験を有する。
②基礎講習を修了している。
(実務経験などによる方法)
○事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務について、国で定めた一定の実務の経験その他の要件を備える。(一般貸切旅客自動車運送事業を除く。)

出展:(公益財団法人)運行管理者試験センターHP

私は、1つ目の(試験による方法)にて、運行管理者試験に合格して運行管理者となりました。

(試験による方法)で運行管理者になることを目指す場合、運行管理者試験を受験するには、受験資格を満たす必要があります。

①運行管理に関して1年以上の実務経験を有する。
②基礎講習を修了している。

それぞれについて、詳しく説明します。

①運行管理に関して1年以上の実務経験を有する場合

実務経験とは、事業者に既に選任されている運行管理者(実務経験承認者)のもとで1年間、補助業務に就くことです。
正確には、次の条件を満たすことで受験資格を得ることができます。

以下のどちらかの運⾏管理に関して、試験⽇の前⽇までに、1年以上の実務経験を有する⽅
・⾃動⾞運送事業(貨物軽⾃動⾞運送事業を除く)の⽤に供する事業⽤⾃動⾞
・特定第⼆種貨物利⽤運送事業者の事業⽤⾃動⾞(緑⾊のナンバーの⾞)
実務経験については、実務経験承認者の電子メールアドレスを入力していただき、実務経験承認者からのメールによる承認が必要です。

出展:(公益財団法人)運行管理者試験センターHP

また、1年以上の実務経験によって運行管理者試験の受験資格を得て、運行管理者試験を受験する場合には、受験申込時に「実務経験承認者に関する情報」および「実務経験証明書」が、承認者本人了解の上で提出が必要になるので注意が必要です。

さらに、実務経験を証明するために、下記が必要となります。

受験資格が「実務経験1年以上」の申請者については、実務経験承認者に関する情報が必要となります。

(必要な項目)
実務経験承認者の氏名、勤務先名、役職名、電話番号及び電子メールアドレス

実務経験によって、受験資格を得ている場合は、既に路線バスやタクシー、ハイヤー、貨物トラックの事業者に所属している場合がほとんどだと思います。

そういった方は、既にフォーマットや書式が用意されているかもしれませんので、職場や過去に受験された先輩や職場の同僚の方に一度聞いてみると良いと思います。

②基礎講習を修了している場合

実務の経験に代わる講習として、講習認定機関が行う基礎講習を受講することで、運行管理者試験の受講資格を得ることができます。
正確には、次の条件を満たすことで、受験資格を得ることができます。

国⼟交通⼤⾂が認定する講習実施機関において、平成7年4⽉1⽇以降の貨物、旅客の試験に応じた基礎講習を修了した⽅、または試験⽇の2週間前までに修了予定の⽅
※講習の種類と試験の種類が同じでなければなりません。

出展:(公益財団法人)運行管理者試験センターHP

注意点としては、試験日の2週間前までに修了予定であるということです。

基礎講習自体は、実施機関によっては年中実施しているため、試験日直前に開催される基礎講習では、試験日の2週間前までに修了できない可能性があるので、基礎講習申し込み前に受験予定の試験日程を確認しましょう。

後述しますが、私も基礎講習の日程が思うように予約できず、少し困窮しました。
結果的に、試験日の3週間ほど前に講習を修了することができました。

運行管理者試験の合格体験記の目次は、下記リンクにまとめています。読みたい章から順次確認してみてください。資格取得の参考になれば幸いです。

運行管理者(旅客)の合格体験記のまとめです。 勉強に使った参考書:公論出版社の『運行管理者試験 問題と解説 ...

ここまで読んでいただきありがとうございました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

↓いいねと思ったら!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

↓つながる

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク