運行管理者(貨物)の合格体験記のその11です。
勉強に使った参考書:公論出版社の『運行管理者試験 問題と解説 貨物編 』
運行管理者試験当日
私は、受験地を東京で申し込みをしておりました。
大都市のように、受験者数が多い都道府県では複数会場を用意しているようです。
令和3年度第1回の試験会場は、こちらに掲示されています。
同じ都道府県であっても、受験者が多い地域では試験会場が複数準備されているようですので試験会場へ向かう場合にはとても注意が必要です。
試験会場内は、3人掛けの机に、2人着席と1人着席が交互で配置され、左右だけでなく前後の席の人とも距離を開けて、新型コロナウイルス感染対策が取られていました。
試験会場の様子
私が受験した受験会場では、男女比が男:6・女:4で、40代・50代くらいの方が多く、20代30代の方も一定数いるといった印象でした。中には、20歳前後の非常に若い方もおられ、事業者に就職して新人教育の一環として受験しているような印象でした。
私は、試験会場やトイレの場所を確認しがてら、その移動途中に受験者のおおよその傾向を把握すると、試験の集合時間ギリギリまで今まで勉強してきた参考書(特にチェックした箇所)を見直し、数値や条文の文言の最終チェックをして、静かに試験開始を待ちました。
試験は、非常に集中して解答することができました。
試験によっては、貧乏ゆすりしたり、くしゃみ・咳をしたり、鉛筆をコロコロしたり、とにかく集中していない人がいると何らか音を発する挙動をして、周囲の受験者の集中力が削がれる場合もあります。
しかし、今回は周囲の環境が気になることなく集中できました。受験者の年齢層が比較的高く、お互い配慮し合える方が多いことによるものでしょうか。
試験の手応えとしては、「正解率は8割に満たないだろうが、合格ラインは超えたかな」という状態でした。これまで演習してきた過去問より難易度が高く、また、初見の問題も誰でも解答できるレベルというより、合否の篩にかけられるレベルのやや難しい問題も出題されたように感じました。
ただ、過去問からそのまま/類似した問題も出題され、過去問演習の成果を着実に発揮できれば、半分程度は得点源にできると思います。その中で、初見でも過去問で高い正解率を取れるような知識を習得していれば、得点できる問題をコンスタントに得点していくことで合格ラインの6割は自然と超えてくるのではないかと思います。
ここまでで全体の8割くらいの問題数だと思いますので、仮に過去問の正解率が8割程度でも6割強は得点できている計算になりますので、試験時間中に安心して解答することができると思います。
そして、残り2割程度の問題は、自分の得意分野を中心に加点していくと、合格ラインの6割は優に超えてくるので、多少試験の難易度が高くなっても合格ラインを下回ることはなくなると思います。
特に、R2年度第2回(R3年3月)から、CBD試験が導入され、筆記試験とCBD受験のどちらかを選択できるようになっていたため、筆記試験で受験することで不利になるのではないか、という不安もありました。
正直、このときの私は、結果があんなことになるとは思いもしませんでした。
運行管理者試験の合格体験記の目次は、下記リンクにまとめています。読みたい章から順次確認してみてください。資格取得の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。