配送店舗の荷物仕分けについて、バイト体験談を紹介します。
仕事内容:
配送センタから送られてくる担当店舗の荷物を、担当エリアの配送ルートごとに仕分ける。配送用台車に混載されている荷物を、ルートごとの配送用台車に仕分け直す。
メリット:
- 単純作業の繰り返しのため、慣れれば比較的簡単
- 空間認識力がアップする
- 営業所業務や物流について知ることができる
デメリット:
- 力作業を必要とする場合がある
- スキル習得は難しく、収入アップは難しい
まとめ
オススメ度:★★★☆☆
- 単純作業で、覚えることは少なく初心者も可能
- 長時間の立ち仕事や力仕事が難しい方には不向き
- スキル習得や収入アップは難しい
詳細の説明
ここから、詳細について、説明します。
配送センタの荷物仕分けとは、言葉の通り”全国各地から担当エリア店舗向け荷物を店舗ごとに仕分けること”です。
仕分ける荷物は、飲食物、スキー板・ゴルフバック、ネットショッピング品、など様々です。時期によって、お歳暮用品や福袋などが、同じ企業から大量に持ち込まれることもあります。
次に、勤務時間についてです。私が経験したシフトは、深夜勤務です。
夜の10時から朝7時頃までの勤務時間でした。仕事の進捗を鑑みつつ、1時頃と4時頃に休憩がありました。
仕事内容は、各エリアの配送センタから運ばれてくる配送用台車の荷物を配送ルートごとの配送用台車に積み換えることです。
夜便や深夜便などの複数の時間帯に、全国から担当店舗向けの荷物が届きます。
届いた荷物を順次、仕分けレーンに流し、配送ルートごとに仕分けて配送用台車に積載します。
この仕分けた荷物を、早朝に配送ドライバーが自身の車両に積み込み、配送へ向かいます。
そのため、毎日運ばれてくる荷物を手際よく、間違えることなく配送ルート用の台車に分けていく必要があります。
配送ルートは、主に町名や番地で分けられており、配送先の住所を確認しながら、仕分けていきます。
慣れてくると、住所を見ただけで、どの配送ルートに仕分けてば良いか判断できるようになります。
次に勤務地についてです。
勤務地は、住宅街やオフィス街が多いと思います。理由は、2つです。
1つは、適当な広さの面積が都心部で確保しづらいということです。地方や郊外の配送店舗は、仕分け用レーンや荷物置きスペース、また搬出や搬入のトラック駐車スペースなど、ある程度広い面積を有しています。
したがって、公共交通機関でアクセスの良い都心部や主要ターミナル駅周辺に広大な空き地があることは稀ですので、普通電車しか停車しないような駅が最寄り駅となるようなエリアに位置することが多いように感じます。
2つ目は、物流の観点で高速道路のインターチェンジや幹線道路の近くに工場が位置していることが多いということです。搬入される荷物は、高速道路や幹線道路を経由して配送店舗へ持ち込まれます。物流の効率化の観点から、高速道路や幹線道路にアクセスが良いエリアに配送センタが作られることが多いようです。
仕事で必要な物について説明します。
自分で準備する必要があるものは、軍手です。
配送センタでバイトする場合と同様です。
荷物は、ガムテープで梱包されていることもありますが、PPバンドや段ボールの端で手を切ってしまう恐れがあるため、怪我防止の観点で、軍手を用意した方が良いでしょう。また、荷物を仕分け中に落下させないために、滑り止めが付いている軍手を用意すると安心です。
メリットの詳細
まず、メリットについて、説明します。
仕事内容でも説明しましたが、流れてくる荷物を配送ルートごとに割り当てられた台車へ仕分けるため、配送先住所と配送先ルートの対応関係を覚えてしまえば、単純作業の繰り返しとなり、初心者でも取り組みやすいと思います。そのため、単発や短期間のみのバイトを検討している方にはオススメです。
また、夜間バイトであることも、生活リズム上の観点で夜働くことに抵抗がない方や昼仕事と兼業される方にはメリットとなるでしょう。移動したり力仕事となるため、夏の昼の時間帯に働くことは過酷ですが、夜であれば涼しく働きやすいです。また、冬の深夜は寒いように感じるかもしれませんが、屋内でありますし、防寒した上で動き回るうちに暖かくなり、寒さはそれほど感じませんでした。
最後に、物流業界に詳しくなれるということです。特に、物流業界に就職することを考えている学生さんは、短期でも良いので一度は配送店舗のアルバイトを経験しておくと、自分の目で現場を見て体験することで見識が広がり、就職後のイメージをしやすくなると思います。
例えば、よく配送するお客様はどの行った人か、どんな荷物がどの時期に多いか、配送ドライバーはどんなことを気にして配送しているのかなど、想像するだけでは分からないことも、多く分かるようになり、他の就活生に一歩リードできると思います。
また、配送ドライバーの苦労や細かい工夫、店舗事務の方の細かな気遣いやサポートなど、長年培われたノウハウが十分に盛り込まれている現場で学べることは非常に多いと思います。
デメリットの詳細
ここまで、主にメリットについて、説明しましたが、ここからは、デメリットについても話したいと思います。
1つ目としては、力仕事があるということです。荷物によっては、水2L×6本ケースやお米など、非常に重い荷物もあります。これらを手際よく捌いていかなければ、レーンが混雑してしまいますので、ある程度迅速に対応する必要があり、体力が求められます。定期的に休憩がありますが、長年勤務されている方は、肩や腰を痛める方が多いので、無理しない程度に体を労わりながら勤務することが重要です。
最後に、新たなスキル習得や収入アップが難しいということです。単純作業の繰り返しとなるため、一度覚えてしまえば簡単な作業に感じますが、新しいスキルを習得する機会はあまり多くありません。また、現場のリーダの方は、正社員や準正社員の方が努めますので、アルバイトをしている限りは時給が増加することは見込めません。
ただ、体力仕事ということもあり、もともと時給は高い傾向にあり、加えて、深夜シフトに入れば、深夜手当によりさらに時給が上がりますので、効率的に入手うを得ることには適していると思います。
ここまで、メリット・デメリットについて、詳しく説明しました。
以上の観点から、オススメ度は、★3つとしました。
まとめ
まとめると、
- 単純作業で、覚えることは少なく初心者も可能
- 長時間の立ち仕事や力仕事が難しい方には不向き
- スキル習得や収入アップは難しい
と言えるでしょう。
他のアルバイトは、こちらにまとめていますので、合わせて読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。