スポーツクラブのインストラクターについて、バイト体験談を紹介します。
仕事内容:
スポーツクラブで、トレーニングルーム監視やプール監視、有料トレーニングの実施、ダイエットプログラムのサポート、清掃などを実施する。また、救護講習やプログラム担当のためのインストラクター講習などを受講する必要がある。
メリット:
- ジム施設が無料で使える
- ダイエット・トレーニング知識が習得できる
- お客さんとコミュニケーションができる
- 珍しいアルバイトのため、周りから興味を持ってもらえる
デメリット:
- 時給が低い
- 体力仕事になる
- 深夜や平日に店舗外勤務が発生する
まとめ
オススメ度:★★★☆☆
- ダイエット・トレーニング知識を習得でき、設備も無料で使用可能
- 人と話す時に興味を持ってもらえる
- ただ、時給は低く、深夜や長時間労働など体力が必要
- 経験のために一時的に働くことは有益
詳細の説明
ここから、詳細について、説明します。
スポーツクラブのインストラクターとは、言葉の通り”スポーツクラブでお客様にレッスンやプログラムの提供をする人のこと”です。
インストラクターと聞くと、鏡張りのダンススタジオで20〜30人の前でエクササイズをする人という印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、そういった仕事もありますが、それだけではなく、ダイエットや筋肉増幅トレーニングの個人レッスン、新規利用者へ安全なトレーニングマシンの説明、日々のお悩みヒアリングと解決方法の提案など、様々な業務があります。
また、アルバイトとして勤務する場合は、これらに加えて、プール監視員やジム・プール・シャワールームの清掃、ジム備品の洗濯、受付などの業務もあります。
全てを1人で担当することはないかもしれませんが、勤務店舗の担当スタッフの状況や自分の勤務時間帯によって、いずれの業務も担当する可能性があると思います。
次に、勤務時間についてです。スポーツクラブは、朝9時〜10時頃にオープンし、夜22時〜24時頃に閉店することが多いと思います。
平日朝〜夕方までは、主婦層が多いです。元々スポーツをされていた方や現役でヨガ教室のインストラクターをされている方など、スポーツや体を動かすことに明るい方が多いです。
平日夕方〜閉店までは、大学生がアルバイトとして勤務していることが多いです。
必ずしも体育学部の学生であることはありませんが、大学の専門によらず部活動やスポーツ系のサークルに入って、運動することが好きな人が多かったです。
土日は、主婦や大学生が混在しているような形でした。ただ、主婦の方は、昼間の勤務が多い傾向があったと思います。
正社員のインストラクターは、平日・土日関係なく勤務日は開店前〜閉店後まで勤務していました。
仕事内容は、トレーニングルーム監視やプール監視、有料トレーニングの実施、ダイエットプログラムのサポート、清掃です。また、救護講習やプログラム担当のためのインストラクター講習などを受講することもあります。
一日の流れに沿って説明します。
開店の30分〜1時間前に出勤し、プールの準備・ジムの準備・清掃を出社しているメンバで分担して行います。
プールの準備は、水温確認・調整、塩素濃度の確認・調整、ジャグジーの準備を行います。
ジムの準備は、トレーニングマシンの状態確認や簡易清掃用のタオル設置を行います。
清掃は、更衣室、トイレ、ジムエリアなどの清掃を行います。
開店時間となると、担当エリアに移動します。
ジム担当の場合は、来店利用者に挨拶やトレーニングサポートを行い、有料トレーニングが入った場合は、トレーニングのインストラクターを行います。
新規の利用者の場合は、30分程度の時間でランニングマシンや筋力トレーニングマシン、ジムのルールなどを説明します。
また、15分おきにジム内を巡回するとともに、1時間ごとに利用者へ声かけを実施します。
プール担当となった場合は、基本的にプール監視員を実施します。
基本的には、監視台からプール内で溺れている人がいないか監視します、また、15分に1回プールサイドを巡回します。
プールにて、子供の水泳教室や水中エクササイズのプログラムが実施される場合は、その前後にインストラクターのサポートを実施します。
また、2時間おきに水温・塩素濃度を記録し、必要があれば調整を行います。
これらの業務を1時間おきに交代で実施することが多かったです。途中休憩時間が1時間あったり、30分間の清掃を担当していることもありました。
次に勤務地についてです。
勤務地は、駅前や幹線道路沿いが多いと思います。
都心部であれば、電車などの公共交通機関で移動することが多いため、主要ターミナルなどにジムが位置していることが多いと思います。地方であれば、車移動となりますので、幹線道路沿いでお客様の駐車スペースも確保できる場所となると思います。
次に、仕事で必要な物について説明します。
自分で準備する必要があるものは、筆記用具のみです。
プール監視員をする際の水着や事務でインストラクターをする際のスタッフウェアは、すべて支給されました。
メリットの詳細
まず、メリットについて、説明します。
1つ目は、ジム施設が無料で使用できるということです。
私は、トレーニングジムを無料で利用していました。様々なトレーニングジムが無料で使え、しかも、使い方も熟知しているものですので、非常に使い勝手が良いです。
2つ目のメリットは、ダイエット・トレーニング知識が習得できるということです。
仕事を始める際には、研修としてテキストを元に基礎知識を習得する時間がありますし、定期的にトレーニングや指導などに関する講習を受ける必要があります。
加えて、職場の先輩インストラクターは、知識・経験ともに豊富なため、不明点があれば、都度質問して自分の知識やスキルとして習得することが可能です。
最新のトレーニング理論は、変わっていくと思いますが、基礎的な内容は普遍的なものですので、この先の人生で一生活用できる知識・スキルとなります。
現時点では、ダイエットやトレーニングに興味がなくても、この先の人生で必要となる時が来るかもしれませんので、習得しておくと非常に役立つと思います。
3つ目にお客さんとコミュニケーションができるということです。これは、サービス業であれば当然だと思いますが、勤務時間中にもかかわらず、お客さんのトレーニング休憩中などに効果的なトレーニングの話や、雑談をすることで新たな情報を取得することができます。
勤務中に雑談して、生の情報を取得することができることは、非常に大きいメリットとなるでしょう。
また、老若男女様々なお客様がいらっしゃいますから、コミュニケーション能力を高めることができます。
最後のメリットは、珍しいアルバイトのため、周りから興味を持って貰えるということです。
アルバイトをしているときは、もちろんのこと、アルバイトを辞めた後も、飲み会の席などで過去のアルバイト経験として、注目されると思います。
特に、スポーツ関係の職場ではない場合は、周りでインストラクター経験のある人は少ないと思いますので、特別にオチのある話でなくとも、非常に興味を持って聞いて貰えることでしょう。
デメリットの詳細
ここまで、主にメリットについて、説明しましたが、ここからは、デメリットについても話したいと思います。
1つ目としては、時給が低いということです。
当然、22時以降には深夜手当が上乗せされるのですが、元々の時給が低いため効率的に稼ぐことには向かないように思います。
スポーツ系の学生には、人気のアルバイトのため、多少時給が低くてもアルバイトを採用することができる状況も影響しているように思います。
2つ目に、体力仕事であることです。土日などは、朝から夜まで一日中働くこともあり、体力がなければなかなか続けることはできません。
また、冬場に水着でプール監視をすることやシャワールームの清掃など、インストラクターの華やかな部分とは異なる負の部分もありますので、始める前によく考える必要があります。
最後に、深夜や勤務日以外で業務が発生するということです。
例えば、閉店後の深夜に店舗内でのトレーニング指導力向上講習やエリア全体での救命救急活動研修を他店舗へ実施することなど、本来の勤務日以外や他店舗へ出社する必要があるということです。
予定調整が簡単な方であれば良いと思いますが、大学生や主婦などは平日の授業や家事などがあり、なかなか簡単に時間を調整することができません。
また、他店舗への移動では、大学生は車を持っていないことも多いので、公共交通機関を利用しますが、行き先の店舗のアクセスが悪いと最寄り駅が30分程度徒歩で移動することもありました。
したがって、こういった研修などの勤務が発生しうるということを認識しておいた方が良いでしょう。
ここまで、メリット・デメリットについて、詳しく説明しました。
以上の観点から、オススメ度は、★3つとしました。
まとめ
まとめると、
- ダイエット・トレーニング知識を習得でき、設備も無料で使用可能
- 人と話す時に興味を持ってもらえる
- ただ、時給は低く、深夜や長時間労働など体力が必要
- 経験のために一時的に働くことは有益
と言えるでしょう。
みなさんのアルバイト選びの参考となれば、嬉しいです。
他のアルバイトは、こちらにまとめていますので、合わせて読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。