運行管理者(貨物)の合格体験記のその8です。
勉強に使った参考書:公論出版社の『運行管理者試験 問題と解説 貨物編 』
運行管理者試験に向けた勉強
ここまでで運行管理者試験が1ヶ月に迫った時期までの勉強方法や心がけることを紹介しました。
これから、一ヶ月前からの勉強方法について紹介したいと思います。
みなさんも非常に興味のある部分だと思いますので、丁寧に私の勉強方法をお伝えしたいと思います。
【試験1ヶ月前〜試験1週間前】過去問
既に説明した参考書2周目の勉強方法と並行して、実際の運行管理者試験の過去問を解いて、試験形式や試験の時間配分を把握するとともに、自分の今の実力を把握して、中だるみした試験勉強の意識を引き締めましょう。
私自身も、勉強し始めてから1ヶ月〜基礎講習までの期間は、やる気があり、基礎講習でこれから同じ運行管理者試験を受験する講習の受講生と講習を受講することで、気が引き締まりモチベーションも維持できていました。しかし、勉強を一ヶ月続けたあたりで、慣れというより飽きが生じ、それに追い討ちをかけるように中々参考書の内容も暗記できず、モチベーションが停滞していました。
そのような時期に、ぜひ過去問にチャレンジして現状の自分の状態を把握して、再度勉強に対するモチベーションを持って欲しいと思います。
過去問の入手方法は、既に紹介したリンク先などを活用してみてください。
過去問の正答率が合格ラインの6割を超えていれば自信に繋がりますし、6割を下回っていた場合は、このままでは不合格になってしまうという危機感が生まれ、これまで以上に真剣に勉強に向かうことができます。
ここで、過去問を解く上で、ぜひ実施して欲しいオススメがあります。
その過去問を解く場合のオススメポイントは、
必ず「解いた日付と解答時間をメモする」ことです。
できれば、解いた過去問の出題時期(H31の3月など)も合わせてメモしておくと良いでしょう。
このメモは、過去の自分の正答率に対して現在の自分の正答率を確認することができ、実力が着実に上がっていることを実感して、モチベーションを維持することに役立ちます。
私の場合は、過去問の問題用紙(解答&解説もメモした用紙)をそのまま保管しておき、定期的に間違えた問題のみを見直したり、後日同じ年度の過去問を解答した時には、前回の点数を確認し成長を実感できるようにしていました。
具体的な過去問の勉強方法としては、過去問を印刷して、その1枚目の表紙に解答した日付と解答開始時刻を記載してから、問題用紙にそのまま解答を書き込み、解答が終わったら問題用紙の1枚目に終了時刻を書き込みました。
また、その問題用紙で正答チェックの○×を記載して重要だと認識していたり、何度も間違えてしまった条例や数値は問題用紙にメモとして書き込んで、覚えるようにしていました。
そして、ここでぜひ実践して欲しい&合格に近づくポイントが、
「間違えた問題箇所を、自分の参考書でチェックする」
ことです。
既に参考書の問題で間違えてしまっている箇所はチェックしていると思いますが、参考書では出題されていない過去問で間違えてしまうこともあると思います。(私が紹介した参考書では過去問は8回分しか掲載されていない)
そこで、間違えた問題や関連する箇所を参考書でチェックするには、過去問に解説が付いているものをオススメします。
つまり、私が紹介したリンクのおすすめ順は過去問の解説がより多く掲載されている順だったのです。
そして、過去問の解説には、該当する条文や項が記載されていますので、その条文を頼りに参考書の該当する箇所を探し、チェックするようにしてください。
これにより、過去問演習から浮かび上がった自分の間違えやすい箇所+過去問の間違え箇所がチェックされた自分オリジナルの参考書が出来上がり、みるみる勉強の効率が上がります。
このようにして可能な限り、過去問を解いて実践力を磨いていきましょう。過去問を解く上でどの年の問題まで解くかに限りはありませんが、過去5〜8年分の3月8月の過去問を解くと良いと思います。
理由としては、あまり古い過去問を解答しても、現在は既に法改正済みであり解答がその当時と異なる場合があるためです。もちろん参考となる問題もあるので、一概にとかない方が良いとは言えないので、自分で取捨選択できるようであれば、古い過去問にも挑戦してみると良いでしょう。
運行管理者試験の合格体験記の目次は、下記リンクにまとめています。読みたい章から順次確認してみてください。資格取得の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。