試験監督について、バイト体験談を紹介します。
仕事内容:
資格や検定試験の試験監督や受付、誘導業務を実施する。試験監督の業務は、試験監督としての案内内容や確認・実施事項がマニュアルに詳しく記載されており、記載通りに実施する。トラブル発生時は、責任者やスタッフに対応依頼や指示を仰ぐため、必要なスキル等は不要。
メリット:
- 勤務地のアクセスが良い
- 屋内の業務のため、天候に左右されない
- 静止していることが多く、肉体的に負荷は少ない
- トラブルが発生しなければ、比較的簡単
デメリット:
- 運営団体の方針によっては立ち時間が多い
- 集合時間が早い
- 不定期のため、安定収入は得にくい
まとめ
オススメ度:★★★★★
- マニュアル通りに仕事するため、覚えることは少なく初心者も可能
- 力仕事もなく、体力に自信がない人にも最適
- ただ、安定した入手は得にくい
詳細の説明
ここから、詳細について、説明します。
試験監督とは、言葉の通り”試験の監督をすること”です。
ただ、アルバイト募集時には、試験監督として募集していても当日の仕事内容は受付や受験者の案内や誘導などへ変更する可能性があることもあります。何れにしても、アルバイト用にマニュアルが用意されている場合がほとんどですので、当日の説明やマニュアルを参考に仕事をすることができると思います。
ここから、詳しく説明していきたいと思います。
メリットの詳細
まず、メリットについて、説明します。
勤務地は、アクセスの良い場所だと思います。理由は、2つです。
受験者が交通機関を利用して受験会場まで来れることが必要、試験関係者(特に、アルバイト)が朝早くでも集合できることが必要、であるためです。
最近の資格や検定試験では、試験会場に車で来ることを禁止していることが多いです。近隣住民や主要道路を混雑させてしまい、次回以降からその会場を試験会場として使用させてもらえなくなると、試験運営者としては困ります。
また、車での来場を可能としてしますと、非常に多くの駐車スペースを用意する必要があるため、本来の試験準備に加えてより多くの人手を要することになってしまいます。
そういった理由から、勤務地は、交通機関(特に電車)を使ってアクセスが良い場所となります。場所によっては、百貨店やショッピングモールがある駅が最寄益となる会場では、勤務後にショッピングや飲食を楽しむこともできますし、主要駅であれば特急列車などを利用して早く家路につくことができるので、アクセスは良いと嬉しいです。
次に、仕事環境ですが、試験は室内で行いますから、屋内勤務となり、天候や寒暖をあまりきにすることなく仕事に集中することができます。雨の日に屋外で仕事することになると、寒かったり、服が濡れてしまって帰り道が大変となったりするので、屋内勤務も嬉しいポイントです。
さらに、試験中は、受験者が集中できるように、周辺環境が騒がしくない環境となる場所が試験会場として選ばれやすいです。閑静な住宅街にある学校や都心から離れた主要付近のセミナー会場など、働く側としても安心な環境だと思います。
仕事内容としては、主に試験の実施・監督となると思います。大まかな勤務の流れとしては、勤務前日までに注意事項を把握する、場合によっては、動画視聴をする。当日は、朝一で試験の概要・スケジュール・運営手順・注意事項の説明を受けた後、会場設営し、受験者を受け入れ、予定時間になったら、問題用紙・解答用紙を配布する。試験中は、定期的に見回りし、受験者の対応を行います。
試験終了時刻になったら、問題用紙や解答用紙を回収し、受験者へ解散を促す。回収した問題用紙や解答用紙を本部へ持ち帰り、必要部数があるか確認・提出して終了となります。
試験によっては、一日に2回実施したり、異なる試験科目を実施することもありますが、基本的にマニュアルに記載されていますし、当日の説明で不明点を解消することもできると思います。
試験実施中に、不明点が発生したり、受験者対応が必要となった場合は、本部にいるスタッフや試験運営者へ連絡し、指示を仰ぐことで解決できると思います。
作業自体は、すくないので、試験中は基本的に監視して静止していることになるため、体力的には楽な仕事と言えるでしょう。試験運営者によっては、試験監督者が椅子に座ることが許可されている場合もあるので、その場合は、座りながら監視することができるため、非常に体の負担を軽減することができます。
受験者やその保護者から問い合わせなどがある場合もありますが、良く問い合わせのある内容は、事前にマニュアルなどにFAQという形でまとめられていることが多いので、空き時間などに把握しておけば、多くの問い合わせにも自分一人で対応できると思います。
また、万が一、マニュアルなどに記載されていないトラブルが発生してしまっても、試験運営者へ連絡して対応を依頼するように指示されることが多いので、焦らずに冷静に対処すれば問題ないと思います。
仕事で必要な物について説明します。
自分で準備する必要があるものは、スーツと腕時計と筆記用具のみです。男性の方は、ネクタイ必須ですが、女性の方は、スーツに準ずる服装であれば問題ないと思います。筆記用具は、一般的なものがあれば良いでしょう。アルバイトによっては、当日に給与がもらえる場合があり、その場合は印鑑が必要となる場合が多いので注意しましょう。アルバイトの日程が1日となる場合は、昼食が支給されることも多いので、食費を節約でき非常におすすめです。
デメリットの詳細
ここまで、主にメリットについて、説明しましたが、ここからは、デメリットについても話したいと思います。
1つ目としては、試験運営者によっては試験監督中も立つ必要があり、体力的に辛い場合があるということです。試験実施中は、一定時間ごとに会場内を見回る必要がありますが、それ以外の時間は受験者の試験の妨げとならないように、静止している必要があります。座れる場合は良いですが、立ったまま静止し続けることは、想像以上に大変です。
次に、集合時間が早いということです。
試験は、早いと朝9時頃から開始されるものもあります。アルバイトであっても、当日に説明を受けたり試験会場の設営をする必要があるため、試験開始の1〜2時間前に集合する必要があります。したがって、7時台や場合によっては6時台に集合するため、朝が弱い人にとってはデメリットとなるでしょう。
最後に、勤務日が不定期となるため、安定した収入が見込めないということです。資格試験や検定試験は、定期的に行われていますが、全ての試験にアルバイトとして応募できるわけではありません。試験によっては、アルバイトを募集していないものや専属の派遣会社からのみアルバイトを募集している場合もあります。また、応募可能な試験運営者の試験が、年に1回〜2、3回しか実施していない場合は、数ヶ月に一度しか勤務できません。そのため、毎月安定した入手を見込むことが困難となりますので、主要な収入源としてのアルバイトには向かないでしょう。
ここまで、メリット・デメリットについて、詳しく説明しました。
以上の観点から、オススメ度は、★5つとしました。
結論
まとめると、
- マニュアル通りに仕事するため、覚えることは少なく初心者も可能
- 力仕事もなく、体力に自信がない人にも最適
- ただ、安定した入手は得にくい
と言えるでしょう。
みなさんのアルバイト選びの参考となれば、嬉しいです。
他のアルバイトは、こちらにまとめていますので、合わせて読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。