断捨離に抵抗を感じる人に
断捨離をしようと思い立って、いざゴミ袋片手に捨てるか判断すると、必ず思うことが、
これって、もしかして売ったら、それなりのお金になるんじゃないの？
という断捨離を妨げる思い。
そこで、メルカリやヤフオクなどに出品して、売れるのを待つことにした方も多いはず。
しかし、いざ捨てようと思ったものは、売れるまで部屋に居続けることになり、断捨離してスッキリした気持ちにはなれません。
そこで、１年続けて分かった売り切るコツを記事にしたいと思います。
メルカリ
メルカリは、スマホから誰でも売り買いできるフリマアプリです。
サービス開始日は、2013年7月2日です。
最新情報では、2020年6月〜8月期の月あたりのアクティブユーザー数:MAU(Monthly Active Users)は、1755万人です。日本人の7~8人に1人が使用している計算になります。
また、取り扱い商品数は、20億品を突破したと発表がありました。
メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」の累計出品数がサービス開始から約7年半となる2020年12月27日時点で20億品※1を突破いたしましたのでお知らせいたします。なお、本数字は2018年7月にサービス開始から5年で累計出品数10億品を達成後、約2年半での達成となります。
出展：メルカリ プレスリリース「フリマアプリ「メルカリ」累計出品数が20億品を突破」
※1：サービス開始日（2013年7月2日）からの日本国内累計出品数
出品時に気をつけること
出品時に気をつけていることは、次の４点です。
- 写真は丁寧に、背景は生活感なく
- 写真１枚目は、付属品含めた商品全体像
- 最大写真掲載数１０枚をフル活用して、様々な画角で細部まで
- 商品説明は具体的に
写真は丁寧に、背景は生活感なく
写真のみでどんな商品か、新品か使用品なのか、使用品であるなら商品状態はどのようなものか、伝えられるように工夫しましょう。
他の方の出品を見ていると、写真のピントがずれていたり、商品に出品者自身やカメラの影が映って暗くなり、詳細部分や表面の状態が確認できないことがあります。
これでは、興味を持っていた方の購入意欲が低下してしまい、他の出品商品を購入してしまいます。
また、写真の背景にも注意しましょう。
生活感のある背景では、出品したものが未使用品であっても、使用感を印象付けたり保管状態に懸念を持たれる可能性もあり、購入者にマイナスイメージを与えてしまいます。
室内の隅や廊下などのスペースをうまく活用し、生活感のない自然な背景を意識して、不必要なマイナスイメージを誘発させないように意識しましょう。
写真１枚目は、付属品含めた商品全体像
商品を探している方は、数多くの商品の中から選ぶ必要があります。
それら全てを確認することはほとんどなく、検索一覧に表示されたトップ画像（写真１枚目）を見ながら、興味のある商品のみ写真の２枚目以降や詳細説明を確認します。
そのため、写真１枚目で商品の内容物を示し、探している商品と一致していることを伝える必要があります。
商品自体、充電器やケーブル類の付属品、説明書、保証書、購入時の箱など、購入時に付属するものは極力全て１枚で撮影しましょう。
最大写真掲載数１０枚をフル活用して、様々な画角で細部まで
メルカリでは、１商品について１０枚まで商品写真を掲載することができます。
商品がシンプルであったり、付属品などがなく単一商品であっても、照明の当たり方によって色合いや傷の程度などの表面状態が異なるように見えることがあります。
複数の角度から写真を撮影することで、的確に購入者に商品状態を伝えましょう。
また、商品受け取り後の商品状態に関するトラブル回避にも繋がります。
商品説明は具体的に
新品未使用であれば、購入時期や購入場所（正規店やネットショップなど）と保管状態を記載しましょう。
使用品であれば、使用期間や使用頻度を記載しましょう。また、サイズは素人採寸で構わないので必ず記載した方が良いでしょう。
基本的な項目は次のものでしょう。
- 商品名：商品名です。正式な名称を記載しましょう。略称の方が認知度が高い場合は、併記すると良いでしょう
- メーカー：メーカー名です
- 型番：商品名より詳細な情報があれば、記載しましょう
- 状態：傷や汚れの有無
- 発送方法：匿名配送の有無、特定の曜日は発送不可など
- 梱包方法：梱包材で保護するか、など発送中に商品が傷つかない工夫を記載しましょう
- 商品取引上の注意事項：返品対応しない場合は、事前に記載しておきましょう
これらに加えて、商品タイプごとに合った項目を追加すると良いでしょう。
洋服であれば、下記の項目を記載すると良いでしょう。
- 色：主観で構いませんが記載しましょう。グレーなど
- サイズ：服のタグに記載されているサイズ、Ｌサイズなど
- 素材：棉１００％など
- 着丈：衿の付け根（ネックポイント） から裾先端までの長さ
- 肩幅：左右の肩先の縫い目から縫い目までの長さ
- そで丈：肩先から縫い目袖口までの長さ
- 身幅：両袖の付け根下（脇の下）の長さ
トレーディングカードであれば、下記の項目を記載すると良いでしょう。
- 年代：初期、第二版など
- 型番：製造番号など、より詳細な情報があれば記載しましょう
出品してからの工夫ポイント
次は、出品してから購入されるまでについてです。
商品によっては、購入されるまでに時間がかかるものもあります。
その間の工夫を４点記載します。
- 定期的に更新する
- 値下げは前回更新から一週間以上を目安に
- 問い合わせ対応は、迅速・真摯に行う
- 断捨離なら、値下げ交渉は１００％承諾の意識で
一部ユーザに対するスルースキルも重要
定期的に更新する
商品説明の一番下に、商品の出品日、更新した場合は更新日が記載されています。
出品してから１週間以内であれば、気にしなくても良いと思います。
１週間以上前に出品された商品の場合、購入してもすぐに発送されないかもしれないと不安に感じる方もいるので、更新すると良いでしょう。
１ヶ月以上となる場合は、購入者から見ると商品発送の不安を感じやすいですので、気づいたら更新しておくと良いでしょう。
出品している商品をしっかり管理できているということを示し、信頼できる購入者であることのアピールに繋がるでしょう。
商品情報を更新する場合は、出品画面の下にある商品の編集ボタンから編集し、更新します。
内容が変更されていなくても、変更ボタンを押すことで、更新日の表示は更新されます。
値下げは前回更新から一週間以上を目安に
出品した商品が売れないと、モヤモヤしたり気になるので、安易に値下げして早く売りたくなるでしょう。
しかし、メルカリを利用している未来の購入者が、今、あなたの出品した商品を見ているとは限りません。
もしかしたら、明日商品検索されて、購入されるかもしれません。
残念ですが、あなたの出品商品が全てチェックされているわけではないので、出品した状態で検索・閲覧されることを待ちましょう。
商品にもよりますが、１週間経っても購入されないようでしたら、徐々に値下げしていくと良いでしょう。
問い合わせ対応は、迅速・真摯に行う
商品を出品していると、購入希望者から様々な問い合わせメッセージをもらうことがあります。
例えば、次のようなものです。
- 購入を検討していますが、値下げしてもらえますか？
- 本日購入すると、発送はいつでしょうか？
- 商品の〇〇部分の傷の状態を詳しく教えてください。
- 匂いなどはありますか？
購入までには至っていないものの、メッセージを送信している時点で、質問者は商品に対して一定の興味を持っています。
メッセージを確認した時点で、早めに回答しましょう。
回答に時間がかかる場合は、いつまでに回答することを伝えておくと、質問者も安心して購入を検討してくれるでしょう。
断捨離なら、値下げ交渉は１００％承諾の意識で
一部ユーザに対するスルースキルも重要
メッセージの問い合わせのうち、商品の値下げに関するものが一定数あります。
質問者が、希望額を事前に伝えてくれる場合もありますが、単にお値下げ可能でしょうか？のみの記載もあります。
この商品価格付けや交渉は、マーケティング感覚をメルカリのようなtoCのサービスで実践することで鍛えられるメリットだと思います。
はじめは、質問者の希望額を提示できずに、購入に至らない場合もあると思いますが、投げ出さずにぜひ継続してください。
いくらまで値下げすると良いかについては、一概に言えませんが、自分なりの基準を設けておくと良いでしょう。
- 出品額の１０％までは許容する
- 購入額を質問者から提示してもらい、許容できるかその都度判断
- 出品額と質問者の提示額の中間値を採用する
- 他に出品されている同じ商品の最安値まで値下げする
などが、多いように思います。
もしメルカリ出品の目的が断捨離の場合は、通常より大きな許容範囲を設定しておくことをオススメします。
質問者からの提示額が出品額より大幅に安くとも、手数料や送料を考慮しても納得できる利益がある場合は、思い切って売リましょう。
想定より安くなった金額で綺麗になった空間を買ったと思えば、お得な取引だと思います。
また、質問者からの問い合わせの一部は、気分を害するようなメッセージが送られることがあります。
そのような場合は、ユーザをブロックしたり、メルカリ事務局へ連絡するなどして、深くメッセージをやり取りすることを避けましょう。
一部のユーザは購入意思がなく、興味本位でメッセージを送信する方もいますので、適切な対応スキルも必要です。
購入後・発送時の注意
注意点は、４つです。
- 購入のお礼と発送連絡の２回はメッセージ送信
- 梱包は丁寧に
- 発送は極力早めに、最低でも商品説明に記載した発送日以内に
- 受け取り評価は、気付いたらすぐに
１つづつ丁寧に説明します。
購入のお礼と発送連絡の２回はメッセージ送信
購入される方は、様々な方がいらっしゃいます。
普段から連絡をまめにして、連絡を大事にされている方。忙しく最低限の連絡のみで十分な方。極力連絡はしたくない方。
リピート購入であれば、購入者のタイプも把握できますが、多くは初回購入の方です。
丁寧な連絡を心がけ、まずは購入してもらったタイミングで購入のお礼メッセージを送信しましょう。
コンビニ払いで後から振込みを必要とする場合は、支払い依頼することも付記しておくと良いでしょう。
そして、商品発送時に、再度メッセージを送信しましょう。購入お礼時にメッセージ返信なくとも、発送連絡はした方が良いでしょう。
梱包・発送・受け取りに関する連絡事項があれば、この時に合わせて伝えましょう。
購入時のメッセージに返信がなくても、発送連絡に対して返信される購入者の方も一定数いらっしゃいました。
梱包は丁寧に
購入者から見れば出品者は、立派な販売者として見られています。
一般ユーザが出品しているという理解はあるものの、一般的なネットショップと同じようにお金を払っているお客様に当たりますので、極力丁寧な対応・梱包が必要です。
また、梱包が不十分の場合、輸送中に商品が破損してしまう可能性もあります。
明らかに輸送上の不備の場合は、配送業者の責任となりますが、そうでない場合は、出品者の梱包不備となる場合があります。
仮に輸送上の商品欠陥が無くとも、梱包が不十分では購入者が不安感をいただいてしまいます。
輸送上の不備の発生に関わらず、梱包は丁寧に行いましょう。
最後に
フリマアプリであるメルカリを活用して、まだまだ使えるものを他の方に譲り、利益＆断捨離して、生活の質を上げていきましょう。
大きな商品や高価な商品は、ダンボールで厳重に梱包する必要があります。
その時、大活躍するアイテムが、電動カッターです。
送料を節約しつつ、手間のかかる梱包作業を効率的に進めましょう！
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ここまで読んでいただきありがとうございました。