みなさん、こんにちは。
みなさんは、三連休や長期連休をどのように過ごしますか?
私は、とある三連休の初日と最終日に、図書館に来ています。
今回は、図書館で感じたこと書きたいと思います。
とある日の図書館
資格の勉強中で、図書館を頻繁に利用させていただいていますが、
三連休初日(土曜)の午前中は、混雑率50%程度で快適な環境です。
もちろんコロナ感染対策として、従来の席の30〜50%程度しか席が利用できないようになっていますが、それでも使える席の50%程度が空いています。
もちろん、時間帯にもよります。
一方で、三連休最終日(月曜)の午前中はというと、混雑率90%程度、空いている席がパッとは見つからず、なんとか空いている席を発見できる状態でした。
特に、電源を使用できる席などは、険しい顔でパソコンと対面する人々で満席です。
ふとした疑問
ここで、ふと感じたことは、
『週5日勤務が習慣化された日本人は、 祝日でも働かないと違和感を覚える』
のではないか、ということです。
確かに、土曜日の午前中は、平日の疲れで遅くまで寝ていたり、溜まっている家事をこなしたりと、図書館に来て勉強や仕事する時間帯ではないのかもしれません。
詳細な研究結果は他に譲るとして、すでに多くの人がご存知の通り、人間の生態メカニズムから午後より午前中の効率の方が高く、午前は貴重な時間帯であることは認識しているわけです。
それなのに、土曜の午前中は寝たりしていて、祝日の月曜は休日なのにせっせと働いているわけです。
感じたこと
長期休暇の始めと終わりの過ごし方の違いは、やはり普段働いている月曜に、働かないと違和感を覚える、という人間のメカニズムによって、無理にでも働かないといけないという責任感に打ち勝つためのネガティブな行動なのではないと感じました。
似たことを、棋士の羽生善治九段も日経ビジネスのインタビュー記事で次のように答えています。
何のために将棋を指していると感じているでしょうか。働くとはどういうことだと思っていますか。
そこはあまり突き詰めても答えは出ないような感じがしているので、あまり自分自身で突き詰めないようにしているところもあると思います。でもいかに自分自身にとって価値や意義を感じられるかどうか。また、大切なのは自分だけでなく周りの人にとって、将棋の価値や意義を生み出せるかどうかではないでしょうか。将棋はファンの方々がいて初めて成立する世界なので。
一方でAIの発達によって人間の仕事がなくなるんじゃないかという話がありますよね。仮に仕事が全部なくなって、自由に好きなことをしていいですよとなったときに、それでもかなりの人は働く気がするんですよ。好きなように遊んでいるだけでは、しばらくは楽しいですが、だんだんつらくなって、最後は働き始めるのかなという気がします。私は何となく、そのあたりに答えがあるのかなと思っています。
日経ビジネス2019年3月11日号 92~95ページ
やはり、日本人の国民性として、働くことに対する義務感のようなものを無意識に感じ、その義務を果たせない居心地の悪さから働くことにつながる側面もあるのではないかと思います。
まとめ
休日の使い方は、個人の自由ですので、寝ていたら日曜の夜になってしまった、ぼーっとするだけで休日の半分が終わってしまう、なんて人でも充実した過ごし方であれば、幸せなことだと思います。
しかし、何らかの目標があったとして、自由に使える休日を今のように過ごすことで達成できるかはよく考えながら人生を過ごしていきたいと、改めて感じました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。